スライド1 東京都立特別支援学校読書活動研究会の取組 東京都立墨東特別支援学校 東京都立特別支援学校読書活動研究会 会長田村康二朗 <お問合せ事務局高澤昇太郎> スライド2 なぜ読書活動研究会を? 閉塞感 ◆不便な2階奥、施錠して開かない扉、寒い、暗い、古い…室が無い ◆蔵書予算が乏しい(例3万円)、推進組織がない、係1名でポツン ◆貸出制度がない、貸出実績も不明、図書管理システム未導入 ↓ 希望と仲間 ★担当者のモチベーションアップ →担当同志が繋がる・支える・励ます場に ★特別支援学校として制約をふまえた運営術 →図書館の維持管理術や読書活動の研究を積極発信 ★最新情報や創意工夫のアイデアを交換する場 →学校外関係者との接点+ 学校間で刺激し合おう! スライド3 Question あなたの学校の年間貸出数は? A 300冊(特支校なら、かなりすごい!) B 貸出してません(特支校には結構あるのです) C 貸出してますが、ブックポケット方式なので・・・ 集計すればわかるかも(昭和戦後方式は意外と多い) D 全く想像もつかない(確かに考えたこともないかもしれません) スライド4 学校図書館の1人あたりの年間貸出冊数は、 通常校 小学校49冊、中学校9冊、高校3冊 特支校小学部12冊、 中学部9冊、 高等部5冊 2020 文科省「学校図書館の現状に関する調査」 希望の光@ 年間の総貸出量1万冊3千冊を超えた おそらく日本一のすごい特別支援学校があります! 希望の光A 1年半の取組みで前々年度比59倍に迫る 年間貸出数5千冊超に及ぶ特別支援学校があります! スライド5 先行実践校から学ぶ読書活動充実のヒント 八東/学校の中心に開放型 光明/ 学校中を図書館に 鹿本圧巻のオープンライブラリー 永福 図書委員会で生徒運営 京都井手やまぶき 応援組織化 墨東/新刊書応援パートナー スライド6 回   2021@夏 会場校事例校 光明学園 推進校報告 鹿本学園 八王子東特 光明学園 参加校33校 参加人数82人 2021A冬 会場校事例校 八王子東特支 推進校報告 鹿本学園 八王子東特 光明学園 参加校30校 参加人数80人 2022B夏 会場校事例校 永福学園 推進校報告 葛飾特 田無特 八王子盲 葛飾ろう 七生特 村山特 小金井特 参加校34校 参加人数93人 2022C冬 会場校事例校 鹿本学園 推進校報告 葛飾特 田無特 八王子盲 葛飾ろう 七生特 村山特 小金井特 参加校35校 参加人数101人 2023D夏 会場校事例校 府中けやきの森学 推進校報告 志村学園 小平特 武蔵台学 白鷺特 墨東特 参加校38校 参加人数108人 2023E冬 会場校事例校 城東特支 推進校報告 志村学園 小平特 武蔵台学 白鷺特 墨東特 参加校35校 参加人数90人 2024F夏 会場校事例校 光明学園 推進校報告 花畑学園 立川学園 青峰学園 矢口特 青鳥特特 八王子特 参加校40校 参加人数145人 2024G冬 会場校事例校 墨東特支 推進校報告 花畑学園 立川学園 青峰学園 矢口特 青鳥特特 八王子特 参加校42校 参加人数160人 プログラム @会場校図書館見学と実践報告 A推進校取組報告 B関係機関から最新情報 Cグループ協議 スライド7 取組ポイント ◆読書環境 ◆運営システム ◆読書活動 スライド8 読書環境面の工夫 利用者視点の書架 ・車いすの学園生のために建具屋さんに発注 オリジナル「オープン・ブックラック」 見やすい高さで触れる 自分で手に取れる 表紙を見比べて選べる スライド9 読書環境面の工夫 利用者視点の書架 ・車いすの学園生向けに発注 「ネット型ブック・ウォール」 デッドスペースを活用できる 足がぶつからない 高さが変えられる 見やすい下向き展示もできる 分野別コーナーが作れる スライド10 読書環境面の工夫 管理貸出の電子化 課題/カード記入困難→自分でピッ! 対策/本会でフリーソフト紹介と導入ノウハウ提供 バーコードシールを自校印刷して登録 成果/リアルタイム把握個人別・学年別・学校全体 貸出ベスト10・多読児童生徒上位10、増加傾向追跡 朗報/R4〜 都教委が全都立特支学校に共通管理ソフトを導入実現 スライド11 運営システムの工夫 読書活動推進チーム方式 従来タイプは「図書室係型」 主に本の補充や書籍案内のみ これでは打って出れない 「読書活動推進チーム」型では管理・運営ラインに加え学習担当+情報教育ラインに国語科担当を加え、校長室で推進チーム会議年3回 読書活動推進チーム 管理職 情報教育担当 研究研修担当 国語科 学習担当 図書担当 スライド12 読書習慣定着を目指す読書活動の工夫 レッツ読書月間・読書マラソン月間 ・読書推進月間の設定 ⇒各学期1か月間。 ⇒専用読書カードで見える化 ⇒読書記録を家庭と交換日記 読書数上位者は終業式で特製飛び出す表彰状贈呈 「本をいっぱい読んだで賞」で読書の習慣化を支援 スライド13 読書習慣定着を目指す読書活動の工夫 お話の木を実らせよう!アクション ・玄関の「お話の木」に 読んでみて、紹介したくなった図書のカードを貼ろう! スライド14 読書習慣定着を目指す読書活動の工夫 生徒企画「DAISY図書読み聞かせ会」 マルチメディアDAISY図書のお話し会を生徒が企画・広報・司会で定期開催 多くの学園生が参加し盛況 +教員のDAISY活用のきっかけに スライド15 図書館整備 新刊書投入 ・民間図書助成応募+団体貸出/1回30万円の効果 ・慈善団体から継続支援を受けられるフィードバック ・旧図書の大胆廃棄と新刊の面出しグラフィック展示 図書管理 system ・バーコード管理方式/セルフ化・best10&貸出分析 ・会社(作業班)委託方式/登録・飾付け・利用改善 ・保護者の組織化/ bookアテンダント補修ボラ会 教育活動 読書定着 ・全校奨励月間/個人の部・学年の部 ・読書習慣定着/貸出表彰・POP表彰・定例読聞かせ ・専門家の招聘/教員研修・授業活用指導・保護者学習会 スライド16 定例研究会が定着 参加校増と状況の変化 制約を乗越えて 創意工夫しよう 京都府にも仲間 読書活動研究会 都が毎年指定 推進6校に予算 全都特支校導入 共通管理system 都立図書館が 専用貸出パック 3校に週1配置 学校司書支援員 スライド17 読書センター 環境構築<ハード、ソフト、システム>と共に読書習慣の醸成 学習センター 学習活用の試行的な開発・活用拡大・定着 情報センター 総合情報拠点<子、保護者、教員> スライド18 12月26日「第8回研究協議会」 【公開研究協議会の聴講案内】 12月26日(木)1330開始 東京都立墨東特別支援学校会場 最寄駅:営地下鉄住吉駅 受付12/25(水)迄 申込右記2次元コード 又は下記URL https://forms.office.com/r/ArVZjdbY89 スライド19 SIXテーマズ・カフェ シンポジウム終了後、6つのカフェを開店します。 関心のあるカフェのブースへお出かけください。 ステージ A B C D E F ブースA 機能 読書センター カフェテーマ 学校図書館作り1・2・3 ゲスト 児童文学評論家 図書館司書 カフェマスター 熊井戸佳之主幹教諭 アジェンダ 選書を含めた図書館作りのコツ(例:選書・分類・配架・廃棄) ブースB 機能 読書センター カフェテーマ 今明かす「田村メソッド」〜学校図書館再建への秘策〜 ゲスト 田村康二朗会長(高澤昇太郎事務局長) カフェマスター 矢野祐子指導教諭 アジェンダ 予算確保術 学校図書館運営の組織作り ブースC 機能 学習センター カフェテーマ 今始まる墨東読書プロジェクト「読書習慣から学習活用へ」 ゲスト 袖山慶晴主幹教諭 カフェマスター 柚木秀彦主幹教諭 アジェンダ 学習指導要領と絵本の対応の一覧 表の活用 授業で図書を使いやすくする工夫 ブースD 機能 学習センター カフェテーマ 配列表から見る「知的・小中の教育課程にどう読書活動を取り入れるか」 ゲスト 青山特別支援学校 岩本真奈主幹教諭 カフェマスター 加藤尚主幹教諭 アジェンダ 内容配列表を活用し、教育課程にどう読書活動を取り入れるか ブースE 機能 学習センター カフェテーマ 「学習センターとして活用する学校図書館とは」 ゲスト 永福学園 市宮環美指導教諭 カフェマスター 橋昭博主幹教諭 アジェンダ 教育課程の展開に寄与する学校図書館の運営の実際 ブースF 機能 情報センター カフェテーマ 「読書活動・特別支援教育の最新の書籍情報」 ゲスト ジアース教育新社担当者 カフェマスター 藤井温子主任教諭 アジェンダ 最新の読書活動・特別支援教育の図書の展示・閲覧(購入可) スライド20 一緒にレッツ読書活動! 学校に応じた読書活動を創意工夫してきましょう 以上