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UD-Book 文字・画像付き音声教材

原本に近いレイアウトである「固定モード」と文字だけの「行移モード」を使いこなそう!

UD-Book 文字・画像付き音声教材について

広島大学が提供している「UD-Book 文字・画像付き音声教材」(以下、「UD-Book」)についてご紹介します。

UD-Book公式サイト:https://home.hiroshima-u.ac.jp/ujima/onsei/



①対応学年と教科

②特徴

③UD-Bookでできること

④サンプルで試してみよう



①対応学年と教科

UD-Bookは、小学校、中学校、高校の検定教科書を取り扱っています。

iPad、Windows、Chromebook、Macのブラウザソフトで閲覧でき、GIGAスクール端末の99.5%で利用可能です。また全学年全教科に対応していますので、幅広い方にご利用いただけます。

ただし、2022年度は、UD-Book提供初年度であることから、特にニーズの高い「国語」「社会」「道徳」の教科を優先的に製作し、順次その他の教科を対応するとのことです。詳細はUD-Bookのサイトをチェックしましょう!


「UD-Book(文字・画像付き音声教材)」の概要:https://home.hiroshima-u.ac.jp/ujima/onsei/1gaiyou.html



②特徴

UD-Bookの特徴をいくつかご紹介します!


原本教科書に近いレイアウト表示

UD-Bookは、原本に近いレイアウトである「固定モード」でハイライト付きで読み上げることができるため、授業中、教員の指示に対応しやすい教材です。

授業中や自学の際、原本の教科書のレイアウト情報が重要な場合があります。例えば授業中「28ページの上の写真を見てください。」といった指示に対応したり、自学中に「13ページの下の方の表だったよな。」といった具合に思い出したりすることはよくある場面だと思います。そんな時に原本表示があると便利ですね。

「紙の教科書に近いレイアウトがいいな」という方には、おすすめの音声教材です。


UD-Bookサンプル(固定モード(左)と行移モード(右)を併用した表示例)

図.UD-Bookサンプル(固定モード(左)と行移モード(右)を併用した表示例)



固定モードと行移モードを使いこなそう

固定モードで原本教科書に近いレイアウト表示をしつつ、行移モードはテキスト表示の画面として、フォントの拡大やフォントの種類、文字色、背景色、行間幅の変更など、見え方の調整が簡単に設定できます。

音声読み上げ機能を使うと、両方のモードでハイライト表示がされますので、行移モードで見やすい大きさの文字を読みつつ、固定モードのどこを読み上げているのか、参照もしやすいです。



正しい読み上げに、ルビもあります

UD-Bookは音声読み上げ機能を利用して、音声合成によって文章の読み上げを行うタイプの音声教材です。

ただし、UD-Bookでは音声読み上げ機能を使っていますが、熟語などの読み上げ方を個別に指定して、読み間違いが起こらないように工夫されています。

テキストにはルビも多数ふってあるため、ルビが必要な方にはうれしいですね。



③UD-Bookでできること

UD-Bookの機能として、下記の機能を活用することができます。


①テキストや図など画面の拡大

②音声読み上げ

③読み上げ速度の変更

④フォントの種類、文字サイズ、文字色、背景色の変更

⑤行間幅の変更

⑥ルビの表示のオン・オフ及びカタカナ・ひらがな切り替え機能

⑦本棚機能(ダウンロードした教科書を管理できます)

⑧アンダーラインなどの描き込み機能(固定モード)

⑨テキストのメモ機能(固定モード)

⑩見開き/単票表示切替機能


…などなど。今後、テキスト書き込みなど、書き込み機能も実装されるということで、授業中の内容のメモもできると便利になりますね。



④サンプルを試してみよう

UD-Bookを試してみたい!という方へのサンプルのご案内です。


製作元によるサンプル

下記リンク先よりサンプルをダウンロードしてお試しいただけます。


外部リンク:UD-Book(文字・画像付き音声教材)のサンプルページ



最終更新日:2022年4月1日(e-PatからUD-Bookへ仕様変更)

公開日:2022年3月17日