自分に合った音声教材をえらぼう!
文部科学省では、音声教材は「発達障害等により、通常の検定教科書では一般的に使用される文字や図形等を認識することが困難な児童生徒に向けた教材で、パソコンやタブレット等の端末を活用して学習する教材」と定義されています。
音声教材の内容は紙の検定教科書と同じですが、読むことに困難があり、特別支援を必要とする児童生徒が読みやすくなるよう工夫したデジタル教材の形で提供されています。
2022年3月現在、6団体が音声教材の製作・提供を行っています。
6団体すべての音声教材は、併用することができます(同じ教科書の音声教材を、複数の団体から入手して使って良い)。児童生徒のニーズに合った音声教材を試してみましょう。
また、これら6団体からの音声教材は、無償(一部、機器や郵送の実費負担が必要となる場合があります)で配布されています。
関連リンク:音声教材の種類について
読むことに困難があり、特別支援を必要とする児童生徒の方が、利用することができます。
また、音声教材を利用する児童生徒の指導者が、当該児童生徒の授業の教材研究や授業時の指導に利用するためにも申請可能になりました。指導者の方の申し込みや利用については、各団体にご確認ください。
医学的診断も、必須ではありません。
読むことの困難さにも、さまざまな個性があります。詳しくは下記関連リンクをご覧ください。
関連リンク:読みの困難さを知ろう
音声教材の機能例として、下記の内容があげられます。
①教科書の内容の音声読み上げ
②文字の大きさやフォントの種類、色の変更など、見え方の調整
③テキストにマーカーを引いたり、メモを記入する
④目次から見出しやページ番号で読みたい場所にジャンプしたり、ページ検索で単語を調べる
⑤テキストにルビをふる
⑥辞書機能…など
図.音声教材の機能例
音声教材の種類と、ご利用になる機器環境によって、使用できる機能、できない機能があります。
詳しくは下記関連リンクをご覧ください。
関連リンク:音声教材でできること
児童生徒本人、保護者、学校の教員、教育委員会のほか、特別支援ニーズのある児童生徒を支援している医療機関、支援機関、教育相談センター等から申し込みすることができます。
通常学級、通級指導学級、特別支援学級、特別支援学校でも、在籍する学級に関わらず、使用することができます。
その他よくいただくご質問につきましては、下記関連リンクをご覧ください。
関連リンク:音声教材に関するFAQ
最終更新日:2022年3月17日