DOCX 形式の音声教材を使用する場合

Windows版の Microsoft Word がインストールされているパソコンを使用して,教科書の音声教材を読み上げさせることができます。特に断りがない限り、Wordのバージョンは2013か2016とします。


《音声教材を使用する際に便利な機能》

●文字の大きさの変更,フォントの変更,ルビの追加,文字列の方向の変更,ページの背景色の変更

文字の大きさの変更,ルビの追加

Microsoft Word の画面上部にあるメニュー(「リボン」と呼ばれます)のうち,「ホーム」にある機能を使って行えます。

フォントの変更,ページの背景色の変更

リボンの「デザイン」にある機能を使って行えます。(Word 2010 は「ページレイアウト」)

文字列の方向の変更

リボンの「レイアウト」にある機能を使って行えます。(Word 2010 と 2013 は「ページレイアウト」)

●「見出し」機能や「文書の検索」機能を使ってのページ移動

リボンの「表示」をクリックし,「ナビゲーションウィンドウ」のチェックボックスにチェックを入れます。画面左側にナビゲーションウィンドウが表示されますので「見出し」をクリックします。見出しのリストが表示されますので,読みたい箇所の見出しをクリックすることで,そのページに移動することができます。また「文書の検索」に,開きたいページ番号を入力してページ移動することもできます。

●文章の音声読み上げ

WindowsのWordで音声読み上げをするためのアドインソフト2種類のご紹介です。

*「読み上げアドオンソフト WordTalker」の利用について

WordTalkerはWindowsのWordで音声読み上げをするためのアドインソフトです。
読み上げだけでなく、様々なサポート機能が充実しています。本棚機能は、AccessReadingと連携しており、ログインを行うと、ダウンロードした教科書が表示されるようになり教科書が利用しやすくなります。
本来有償のソフトなのですが、提供元のご好意によりAccessReading個人ユーザーは、AccessReading Editionをお使いいただけます。使用を希望される方は以下より申請をしてください。

WordTalkerのインストール方法、使い方については「こちら


WordTalker申し込み


*「読み上げソフト 和太鼓 (Wordaico)」の利用について

Microsoft Word に無料の読み上げアドインソフト「和太鼓 Wordaico」をインストールして,音声読み上げする方法をご紹介します。

「和太鼓 Wordaico」を導入することにより,読み上げている文字のハイライト化,読み上げ速度の変更,単語ごとに区切って読む等の機能が追加されます。

インターネットより「読み上げソフト(和太鼓 Wordaico)」のサイトに行き,インストールします。

サイト内にインストール方法や各種機能,設定方法が説明されていますので,そちらを参照してください。
【URL:https://www.magicaltoybox.org/jalpsjp/wordaico/wordaico.html


Microsoft Wordの「和太鼓」を開き,読み上げさせたい文章の始めにカーソルを置き,コマンド「カーソルからよみあげ ?」を押すと,読み上げている箇所をハイライトさせながら,音声読み上げさせることができます。

★Windows8 以降は,事前に日本語音声エンジンが備わっていますが,Windows7 以前は,別途,日本語の音声エンジンのインストールが必要です。

*その他日本語の音声エンジンのご紹介

★ボイスソムリエネオ (パーソナルモデル)

AccessReadingより配信される教材データの読上げ用途にのみご利用いただけます。 ボイスソムリエ申し込み


★「Microsoft Speech Platform 簡単インストーラー Ver.2.2

サイト内にインストール方法が詳しく記載されていますのでそちらを参照してください。
【URL:http://mahoro-ba.net/e1542.html


EPUB 形式の音声教材を使用する方法

EPUB 形式のファイルを開くことができるアプリケーションがインストールされたタブレット端末等の機器であれば,どの機器でも使用が可能です。Android、Chromebookの場合は、Google Play ブックスのアプリで読み込むことができます。このマニュアルでは,iPhone,iPad など iOSおよびiPadOS のタブレット端末に標準で備わっているアプリケーション「ブック」を使用して,教科書を読む方法をご紹介します。

iPad のブラウザ(Safari 等)で,AccessReading ウェブサイトから,教科書の EPUB ファイルを直接ダウンロードして開くことができます。


《音声教材を使用する際に便利な機能》

  • 文字の大きさの変更,フォントの変更,ページの背景色の変更

ブック の画面右上にある「AA」の機能を使って、文字の大きさの変更,フォントの変更,ページの背景色の変更ができます。

  • 「目次」機能や「検索」機能を使ってのページ移動

ブック で教科書を開き,目次一覧をタップします。表示されたリストから,開きたい箇所の目次をタップすることで,そのページに移動することができます。また画面右上の虫眼鏡のアイコンを押すと文書の検索ボックスが表示されます。そこに調べたい語句や教科書のページ番号を入力すると,目的のページに移動することができます。

  • 文章の音声読み上げ

iPad の標準機能を使って文章を読み上げさせることができます。画面全体を読み上げさせる「画面の読み上げ」機能と,選択した部分のみを読み上げさせることができる「選択項目の読み上げ」機能の 2 種類があります。

★iPad 等では,標準の状態では,これら 2 種類の読み上げ機能は無効になっています。有効にする方法は以下をご覧ください。また,同じ設定画面内に,読み上げている箇所を強調表示する機能の設定もあります。

*iPad 等の読み上げ機能と、読み上げ箇所の強調表示機能とを有効にする方法

iOS12以前の場合

「設定」を開き「一般」の中から「アクセシビリティ」を開きます。「スピーチ」を開くと,「選択項目の読み上げ」と「画面の読み上げ」の項目がありますので有効にします。

読み上げの速度は,同じ画面の下方にある「読み上げ速度」のスライダーを動かして調整してください。

「選択項目の読み上げ」の項目の下方に「内容を強調表示」がありますので有効にします。

iOS13以降、iPadOS13以降の場合

「設定」を開き「アクセシビリティ」の中から「読み上げコンテンツ」を開きます。「選択項目の読み上げ」と「画面の読み上げ」の項目がありますので有効にします。

読み上げの速度は,同じ画面の下方にある「読み上げ速度」のスライダーを動かして調整してください。

「選択項目の読み上げ」の項目の下方に「内容を強調表示」がありますので有効にします。

  • 【画面の読み上げ機能を使用する】

ブック で教科書を開き,読み上げさせたいページを開きます。画面上部から下部に向かって二本指で画面をなぞります。黒いポップアップウィンドウが表示され,画面に表示されている文章全てを,上から順に読み上げてくれます。

  • 【選択項目の読み上げ機能を使用する】

ブック で教科書を開き,読み上げさせたい文章を 1 秒ほど長押しします。押した箇所にある文字が青く選択されるので,青いバーを動かして読み上げさせたい文章を選択します。黒い吹き出しが表示されるので,その中から「読み上げ」を押すと,選択した文章を読み上げさせることができます。


音声教材のダウンロード手順

ダウンロード手順をPDFファイルでご用意しておりますので、ご利用ください。→「ダウンロード手順(PDF)