(掲載日:2021年3月12日/最終更新日:2021年3月12日)
AccessReadingでは、紙の教科書にある絵や図などの画像のデータ(以下、挿絵)を含まない音声教材と、挿絵が含まれている音声教材の2種類を提供しています。
挿絵を入れ込む作業には時間がかかるため、まず「挿絵なし版」を製作・提供し、そのあと「挿絵あり版」を製作・提供する流れとなっております。
先日のユーザビリティ調査で挿絵についてご意見をうかがったところ、「挿絵も拡大できた方が読みやすいので、挿絵ありものがほしい」「紙の教科書と見比べながら音声教材を利用しているので、挿絵はなくても問題ない」など、挿絵の利用に関して、さまざまなご意見をいただきました。
また、例えば国語科は挿絵がなくても問題ないが、数学などは図がないと問題が解けないなど、教科により挿絵が必要となるポイントも異なることも分かりました。
そこで、より効率よく、挿絵の入った音声教材を、必要とされる方にお届けするために、教科書1冊ずつについて、「挿絵が必要・必要ではない」のご希望をおうかがいすることとしました。
これまで、利用を希望する教科書をご申請いただく段階で、利用者さまごとに、挿絵ありで音声教材を利用されたいのか、あるいは挿絵なしでもかまわないか、お尋ねしておりましたが、今後は1冊ずつ、挿絵の有無について希望をご入力いただきますよう、お願いいたします。
機器で拡大しながら音声教材を利用されたい方、音声読み上げと同時に挿絵を見たい方は、挿絵あり版が便利かと思われます。
紙の教科書と音声教材を併用されている方の場合、図や表は紙の教科書のほうでご覧になっているケースもございます。
例①国語科の教科書
国語では、本文と関連のある写真や、本文で述べている内容を絵で表現したような挿絵が多いです。
情景を想像する手がかりが必要な方は、挿絵ありの方が便利かと思います。
図.国語科の挿絵例
例②算数・数学科の教科書
算数・数学では、問題文と図を両方参照しなければ、問題を解けないことがあります。
図.算数・数学科の挿絵例
例③社会科の教科書
社会科などでは、資料としてグラフや家系図などが付されていることが多いです。
図.社会科の挿絵例