音声教材を利用する学校への支援について
D市教育委員会・指導主事のEさん:
学校から音声教材を使いたいけど、どうしたらいいですか?
と問い合わせがありました。教育委員会が学校での音声教材利用を支援するためには、何から始めるとよいでしょうか?
キリカブック先生:
教育委員会は、その地域内の小学校・中学校からの音声教材の申請を取りまとめて、一括して申請したり、管理したりできます。音声教材の導入にあたり、教育委員会のどの部署が管理担当をするのか決め、地域内の学校に周知しましょう。教育委員会内の管理担当は、特別支援教育にかかわる部署が担当するケースがあります。
各音声教材製作団体への利用申し込み時に、教育委員会専用窓口が用意されていることもありますので、そちらからお申込みいただくか、各音声教材製作団体にお問い合わせください。
D市教育委員会・指導主事のEさん:
音声教材の導入にあたり、教育委員会ではどのような動きが必要になりますか?
キリカブック先生:
音声教材を入手するために、地域の学校で利用されている教科書情報(書目名や出版社、教科書番号)をあらかじめ確認しておくといいでしょう。他にも、各学校に、音声教材を利用するためのICT機器やネットワーク環境が整っているかどうかも確認しておくといいでしょう。アプリの追加インストールや機器・ネットワークの利用申請が必要であれば、関係部署に許諾を取っていただけたらと思います。
他にも、地域への理解啓発や周知も重要です。地域の学校の教職員や保護者、その他の関係者に対し、音声教材の情報について日頃から紹介しておくと良いでしょう。
D市教育委員会・指導主事のEさん:
地域の学校に個別支援を行なっているところはありますか?
キリカブック先生:
音声教材の導入にあたり、地域の学校に巡回サポートを行っている自治体もあります。教育委員会や教育センターがサポートしていたり、特別支援学校がセンター的機能として、地域の学校での音声教材の導入や利用の相談に応じているケースもあります。
音声教材を制作している団体の中には、利用相談や研修の実施も行なっているところが少なくないので、各団体に相談してみるのもよいでしょう。
D市教育委員会・指導主事のEさん:
音声教材の研修として、どのようなことが行われていますか?
キリカブック先生:
特別支援教育に関する、地域の学校の教員に向けた研修会は良い理解啓発の機会になります。読み書きの支援ニーズのアセスメントに関する研修や、特別支援教育のためのICT機器活用の研修の中で、音声教材に関する情報提供を行っている自治体もあります。
音声教材に関する理解啓発活動や研修を行うと、教員の指導法の選択肢が増えるので、児童生徒の学びの機会が保障されることにもつながります。
音声教材に関するハテナに、まとめてお答えします。
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音声教材は、教育委員会を通して管轄内小学校・中学校を一括管理することができます。
音声教材申し込み時に、教育委員会専用窓口が用意されていることもありますので、そちらからお申込みいただくか、各音声教材製作団体にお問い合わせください。
音声教材サンプルは、各音声教材製作団体が掲載しているものと、このサイトでも用意がございます。
詳細は下記リンクをご覧ください。
関連リンク:音声教材サンプルについて
体験会や説明会は、各音声教材製作団体で実施されているところもあります。
児童生徒本人や、保護者、教員、支援の専門家など、対象者が決められてるケースもありますので、申し込み時にご確認ください。
最終更新日:2022年3月17日