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音声教材に関するFAQ

音声教材に関するよくあるお問い合わせについて

よくあるお問合せ

音声教材に関するご質問にまとめてお答えします。

下記リンクをクリックすることで、該当する質問にジャンプできます。


①音声教材は費用がかかりますか?

②申込方法は?

③読むことの困難さとは?

④上や下の学年や学校の音声教材を使用することは可能ですか?

⑤提供されているのは、検定教科書だけ?

⑥サンプルがほしいです。

⑦デジタル教科書との違いは?

⑧外国籍の児童生徒にも利用できますか?

⑨医療機関など、学校以外からも申し込むことができますか?

⑩学校での利用が認められません。



①音声教材は費用がかかりますか?

音声教材はすべて無償で提供されています。

使用するパソコンやiPadなどの機器やアプリは、利用者の方に用意していただく必要があります。

音声付教科書のペンや電子辞書などは、貸出または申し込み時に購入することもできますので、詳細は各団体にお問い合わせください。



②申込方法は?

各団体のウェブサイトよりお申し込みください。


関連リンク:リンク集


窓口には、種類がいくつかある場合もあります。音声教材をご家庭で利用する場合(個人申込)、学校の教室で利用する場合(学校申込)、教育委員会が一括して申し込む場合などがありますので、利用する場所や管理者にあわせて申し込みをしましょう。

音声教材の申請には、対象の児童生徒の読むことの困難さに関する状況報告や、個別指導計画の提出が必要な場合があります。詳細は各団体に確認しましょう。



③読むことの困難さとは?

「字が小さくて読みにくい」、「ページをめくるのが大変」、「読んでくれたら内容が分かるのに…」など、読むことの困難さにも、さまざまな状態があります。

読むことそのものに困難さがあると、書かれている内容にアクセスすることができず、内容理解に結びつかない、学習が遅れるといった原因にもなります。

読むことの支援方法のひとつとして、音声教材をご活用ください。

チェックリストや読むことの困難さを確認する方法については、下記関連リンクをご覧ください。


関連リンク:読むことの困難さとは?



④上や下の学年や学校の音声教材を使用することは可能ですか?

可能です。教科書の利用を申請する際に、希望の教科書を申し込みましょう。

現在その紙の教科書を使用していること、所持していることが利用条件です。



⑤提供されているのは、検定教科書だけ?

音声教材製作団体によっては、一般図書も提供していることがあります。

音声教材と同じ形式で提供されるため、使用方法は音声教材と同じです。

アクセシブルな一般図書をお探しの方は、何点かサイトをご紹介します。読書の幅を広げてみましょう!


外部リンク:AccessReading:夏休みの課題図書等一般図書のご案内

外部リンク:デイジー子どもゆめ文庫

外部リンク:チャティ文庫

外部リンク:サピエ図書館



⑥サンプルがほしいです。

利用申し込みの前に試してみたい、紹介するのにお試し版があるといいな、という方に向けて、各音声教材製作団体のウェブサイトや、このサイトでもサンプルを掲載しています。


関連リンク:音声教材サンプルについて


これらの公開されているサンプルは、著作権の切れた作品から製作されたサンプルになります。

実際の教科書の内容から作られた音声教材のサンプルも利用できます。教育委員会や教科書センターには、文科省からそれらのサンプルが配布されているので、問い合わせてみてください。現地訪問や貸し出しなどで閲覧できると思います。

各音声教材製作団体も、実際の教科書の内容から作られた音声教材のサンプルを用意している場合があります。ただし、それらのサンプルの入手には、著作権の関係で別途、各音声教材製作団体への利用申請が必要になります。理解啓発や教員等の研修にサンプルを利用したい場合も含めて、各音声教材製作団体にお問い合わせください。



⑦デジタル教科書との違いは?

音声教材は教科書バリアフリー法に基づき、大学や団体等により作成される障害のある児童生徒向けの教材になります。

一方、各出版社が販売している「デジタル教科書」は、指導者用あるいは学習者用に、教科書あるいは補助教材として作成されたものです。

学習者用デジタル教科書は、拡大や音声読み上げ機能など、特別支援のための機能も備わっており、児童生徒のニーズに合うかどうか、ぜひ試してみていただけたらと思います。ただし、学習者用デジタル教科書の機能では、個々の障害の状態や教育的ニーズに必ずしも対応できない部分もあります。その場合には、積極的に音声教材の利用を試してみてください。

多様なニーズに合わせて音声教材も6種類製作されているため、利用する児童生徒のニーズに合わせた教材を使用できるとよいでしょう。



⑧外国籍の児童生徒にも利用できますか?

外国籍の児童生徒は利用できません。

現時点では、読むことに困難があり、特別な支援が必要な児童生徒が利用対象ですが、令和2年3月時点で、「外国人児童生徒等における教科用図書の使用上の困難の軽減に関する検討会議報告書」にて、音声教材を活用して、外国人児童生徒等の学びを充実させるために、関係団体の理解を得た上で制度を見直すことなどが提言されました。検討が進められているところです。



⑨医療機関など、学校以外からも申し込むことができますか?

医療や療育機関等でもお申し込み可能な場合がございますので、各団体へお問い合わせください。



⑩学校での利用が認められません。

GIGAスクール構想により、タブレット等の一人一台環境が広がりつつあり、同時に、それらタブレット上で音声教材を利用することもスムーズにできるようになりつつあります。

特別支援学級や通級指導教室と比較して、通常の学級では「前例がない」と言われ、導入が躊躇されることもあるそうです。しかし、全国の通常の学級でも、音声教材は利用されています。

以下に、音声教材を通常の学級で利用している事例を掲載したWebページへのリンク集を掲載しています。参考にしてみてください。


外部リンク:AccessReading:通常学級在籍の小学校6年生の活用事例

外部リンク:AccessReading:通常学級在籍の高校1年生の活用事例

外部リンク:AccessReading:通常学級在籍の高校3年生の活用事例



最終更新日:2022年3月17日